日本政府が佐渡島の金山を世界文化遺産に登録するため国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書を再提出した。佐渡島の金山は日帝強占期に朝鮮人の強制労働が行われた。昨年2月に推薦書を提出した際には書類の不備で審査対象から除外されたが、今回再び申請が行われたのだ。
NHKが20日に報じた内容によると、日本の永岡桂子・文部科学相は「19日にユネスコ世界遺産事務局に正式に推薦書を提出した」と明らかにした。日本は2024年の世界文化遺産登録を目指している。
日本側は今回も佐渡島の金山で日帝強占期に韓国人たちが強制労働させられた事実を記載しなかった。遺産の対象期間は16-19世紀中盤に限定し、韓国人の強制労働に対する記載は推薦書から除外したのだ。
韓国外交部(省に相当)は20日「日本政府が佐渡鉱山を再び世界遺産に登録申請したことに遺憾を表明する」とコメントした。韓国外交部の李度勲(イ・ドフン)第2次官は駐韓日本大使代理の浪岡大介公使を呼び、登録再申請に抗議した。日帝強制動員被害者支援財団は「日本政府は今回の登録再申請を直ちに撤回すべきだ」と表明した。
東京=成好哲(ソン・ホチョル)特派員