尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の東南アジア訪問に同行した金建希(キム・ゴンヒ)夫人は12日(以下、現地時間)、ジョー・バイデン米大統領と腕を組んで写真を撮った。これをめぐって野党とその周辺からは「不快だ」という声が上がった。だが、与党からは「文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の配偶者である金正淑(キム・ジョンスク)夫人もかつて海外の首脳と腕を組んだことがある」と明らかにした。
与党・国民の力の朴大出(パク・デチュル)議員は14日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」に「『マクロンとの腕組み』は見えず、『金建希夫人の腕組み』だけは見えるのか」というタイトルで投稿した。同議員は「金建希夫人がバイデン大統領と腕を組んでいる写真を見て『オーバー』『不快』『えーっと』『見たこともない』と食ってかかる人がいる」「またお門違いだ。無知でないなら逆ギレ」「2018年10月16日(韓国時間)、マクロン仏大統領が金正淑夫人と腕を組んだ写真はなぜ見ることができないのか」と書いた。
同議員は「それは『オーバー』でもないし、『不快』『えーっと』とも言わなかったのか」「文在寅政権の青瓦台(大統領府)が公式SNSで自慢までしたことを知らなかったら無知だということだし、知っていたなら逆ギレ」と指摘した。
その上で、「腕を組むのも外交だ。親しさの現れであり、親切さの礼儀」「タッコン(ひたすら攻撃)する前に、まずヨルゴン(一生懸命勉強)してほしい」と述べた。
オ・ギョンムク記者