米国の中間選挙で、韓国系の現職の連邦議会下院議員4人がそろって当選する可能性が高まっている。
共和党が優勢で「激戦地」とされていたニュージャージー州第3選挙区のアンディー・キム下院議員(民主党)は8日(現地時間)、大差でライバル候補を破り、3選を果たした。韓国系の下院議員で3選に成功したのは1996年のキム・チャンジュン元議員以来、26年ぶりとなる。アンディー・キム議員は米東部で唯一の韓国系下院議員だ。
再選を目指すマリリン・ストリックランド議員(民主党、ワシントン州第10選挙区)、ヤング・キム議員(共和党、カリフォルニア州第40選挙区)、ミシェル・パク・スティール議員(共和党、カリフォルニア州第45選挙区)も当選する可能性が高いと選挙分析会社は見通している。ただし、この3議員の選挙区は郵便投票の開票などが遅れ、当選確定まで数日かかる可能性がある。ロサンゼルスのコリアン・タウンがあるカリフォルニア州第34選挙区では、デビッド・キム候補が民主党から出馬したが、当選の可能性は高くない。
ニューヨーク=鄭始幸(チョン・シヘン)特派員