韓国人に暴行したバイデン大統領警護員、起訴中止…「処罰逃れ出国」 /ソウル

 今年5月の米バイデン大統領来韓当時、ソウル市内で韓国人に暴行を加えた疑いで捜査を受けながら処罰を逃れるために出国した大統領警護員について、韓国検察が先月、起訴を中止したことが分かった。

 韓国法曹界が20日に明らかにしたところによると、ソウル西部地検は先月、暴行容疑で送検されていた米国国土安全保障省シークレットサービス所属の警護員について起訴を中止した。

 この警護員はバイデン大統領が韓米首脳会談のために韓国を訪問した今年5月、ソウル市竜山区のハイアットホテル付近で、泥酔した状態で韓国人の男性に暴行を加えた疑いが持たれている。警護員は警察の調査を受けたが、その日のうちに米国に出国した。

 検察は、この警護員が処罰を逃れるために米国に帰国したと判断した。検察の関係者は「被害者が処罰を望んでいるため、捜査を続けるために起訴を中止した。警護員が米国に滞在している間は公訴時効が中断される」と説明した。

チェ・ヒョジョン記者

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  • ▲写真=聯合ニュース

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