韓国与党・国民の力の倫理委員会は7日午前0時30分ごろ、李俊錫(イ・ジュンソク)前代表に対し、追加で「党員権停止1年」という重い懲戒処分を決めた。
同委員会の李亮喜(イ・ヤンヒ)委員長は同日、5時間余り行われた委員会の直後、記者らに「中央倫理委は李俊錫前代表に対して去る7月8日に決定した党員権停止6カ月に加え、党員権停止1年を議決した」と明らかにした。李俊錫前代表は今年7月、「性接待証拠隠滅教唆」疑惑で党員権6カ月停止という懲戒処分を受け、来年1月まで国民の力の党員権が停止されている状態だったが、これにより、李俊錫前代表は2024年1月まで党員権を行使できなくなった。
倫理委は先月18日に緊急会議を開き、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領らに対して「羊頭狗肉」「新軍部(新たな軍部独裁政権という意味)」などの非難の言葉を浴びせた李俊錫前代表に対して、追加の懲戒手続きを開始した。倫理委はこの日の報道資料で「(李俊錫前代表が)党所属議員らに対して侮辱的・非難的表現を使用し続け、名誉を毀損(きそん)したのは党倫理委規則違反だ」「党内をさらに混乱させ、民心離脱を促進させる行為だ」と述べた。
倫理委はまた、李俊錫前代表が国民の力を相手取って提出した「国民の力党憲改正のための全国委員会開催禁止仮処分申請」などに言及し、「正常かつ民主的な党内意思決定を排撃したものだ」とした上で、「『党員権が停止された党代表の立場』と『党員』として非常に不適切な行為だ」と述べた。
趙義俊(チョ・ウィジュン)記者