先月8日から韓国中部地方を襲った集中豪雨の影響で、京畿道議政府市で地雷が流失した可能性があることが分かった。議政府市が1日、明らかにした。
議政府市によると、1983年から87年にかけて同市佳陵洞の韓国空軍防空基地周辺に埋められたまま除去されていない地雷が、豪雨によって流失した可能性があるという。市は周辺住民に注意を呼び掛けている。
この地域では2020年4月から22年3月にかけて、地雷の除去作業が行われたものの、このとき探知できなかった地雷が17発あるという。
担当の軍部隊は、地雷流失の可能性があるとして地方自治体に協力を要請。これを受けて議政府市は、地域住民や登山者らに、危険エリアに立ち入らないよう横断幕を掲げて周知するとともに、軍部隊に対し、地雷探知・除去作業を続けるよう求めた。
チェ・ミンソク記者