【独自】大統領選直前に「第2のドルイドキング」…「尹錫悦が大庄洞関与」投稿で「いいね!」不正操作

【独自】大統領選直前に「第2のドルイドキング」…「尹錫悦が大庄洞関与」投稿で「いいね!」不正操作

 韓国大統領選直前にインターネット上に「国民の力の尹錫悦(ユン・ソンニョル)候補が大庄洞開発に関わった」という投稿を行い、「いいね!」の数を操作し、上位に表示させた「新ドルイドキング」の存在が警察によって確認された。

 ソウル地方警察庁は24日、大統領選直前の今年3月7日未明、月2000万人が利用するコミュニティサイト「MLBパーク」で機械的操作を行い、特定の投稿の「いいね!」の件数を水増ししたとして、容疑者をソウル東部地検に送致したことを明らかにした。警察などによると、容疑者はパソコンなどを利用した業務妨害の疑いが持たれている。

 大統領選直前の3月6日午後9時22分、反保守系のインターネットメディアは「尹錫悦候補が大庄洞優遇開発に関与している」という主張を含む動画を掲載した。数時間後の3月7日未明、主な大型コミュニティーサイトに動画を要約した投稿があり、短時間に圧倒的な数の「いいね!」が付き、画面上目立つ位置に表示された。警察はこの過程で不正な操作があったと判断した。

 MLBパークには午前2時53分に「火天大有は尹錫悦の見逃し捜査が発端だったんですね」と題する投稿があり、10時間もたたない午後0時40分時点で2330件の「いいね!」が付いた。問題の投稿はメーン画面の「推薦順で見る」の上位を占めた。MLBパークでの「いいね!2330個」は普段の最も「いいね!」の数が多い投稿の10倍に迫る水準だった。直前の5日間(3月2-6日)で「いいね!」が最多だったのは225-438件だった。

 MLBパーク内部で不正操作疑惑が浮上すると、運営陣は3月7日午前に投稿に対する調査を終え、「確認の結果、削除済みの投稿(尹錫悦候補の疑惑を指摘した投稿)のイメージタグに特定の投稿を自動的に推薦するURLが挿入されていた」と発表した。 その上で、問題のURLが挿入された投稿を行ったユーザーを業務妨害の疑いで警察庁に告発したと説明した。

 MLBパークだけではなかった 問題の報道は3月6日午後、さまざまなサイトに掲載され、ほとんどのサイトで「いいね!」の最上位圏に入った。「いいね!」の数が再生数を上回る投稿があったほか、午前0時ごろに2万件を超えるコメントと「いいね!」が集中するなど異常な現象が起きた。あるユーザーは「自分のアカウントに入ってみたところ、私が見てもいない投稿に『いいね!』が押されていた」と話した。

 サイト利用者の間では「ドルイドキングのように特定勢力の指示を受けた新ドルイドキングが組織的に世論操作を試みたのではないか」という疑惑が指摘された。警察は「容疑者が何人いるのか、組織的な行為なのか、どんな方式で行われたのかについては明らかにできない」としている。ソウル東部地検関係者も事実関係の確認を拒否した。

チェ・フンミン記者

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