「随行秘書性的暴行」安熙正・元忠清南道知事が刑期満了で出所、10年間は被選挙権なし

 随行秘書への性的暴行に及んだとして、大法院で実刑が確定し服役してきた安熙正(アン・ヒジョン)元忠清南道知事が4日未明、3年6カ月の刑期を終え、京畿道驪州刑務所を出所する。

 安元知事は2017年から18年にかけ、随行秘書に10回にわたる性的暴行を加えたほか、セクハラに及んだとして、業務上の威力による強制性交・わいせつの罪で起訴された。18年8月の一審は性的暴行を受けたという被害者の主張を退け、安元知事による「威力行使」はなかったとして、無罪を言い渡した。

 翌年2月、二審は一審判決を破棄し、安元知事に懲役3年6カ月の判決を言い渡した。「被害者の陳述は一貫している」とし、実刑判決を下し、身柄が収監された。19年9月に大法院で判決が確定した。

 安元知事は収監中の20年7月に母親の葬儀、今年3月に父親の葬儀で刑の執行停止を受け、一時釈放された。

 公職選挙法によれば、安氏は刑執行終了から10年間、被選挙権を剥奪される。政界関係者は被選挙権剥奪と関係なく、性犯罪で有罪が確定した安元知事の政治家としての再起は事実上不可能だとみている。

キム・ミョンジン記者

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  • ▲安熙正・元忠清南道知事/写真=朝鮮日報DB

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