ポーランド政府によると、K2戦車の導入は2段階で行われる予定だという。ポーランドはまず第1次としてK2戦車「黒ヒョウ」を180両輸入し、第2次として技術移転や部品調達などを通じてK2PL(ポーランド型K2)800両を現地で製造する計画だ。K9自走砲は第1段階として今年48門を輸入する予定で、その後2024年から600門を自国で生産する予定だ。ブワシュチャク副首相は「K9自走砲の場合、(国際的に)技術が認められているため早期の導入が決まった」とも説明した。
FA50は2023年中ごろまでに12機がまず引き渡され、最終的に合計48機が導入される計画だ。韓国製の軍用機が欧州に進出するのは今回が初めてだ。KAIは先日「欧州ではウクライナ戦争の影響で軽攻撃機の需要が大きく高まっている」として「今回の輸出を契機に欧州市場に本格的に進出する計画」と明らかにした。欧州では多くの国が旧ソ連製戦闘機のミグ29やイタリアのM346攻撃機を保有しているが、部品の供給が円滑に行われないため稼働率は50%を下回っているという。
KAIは将来ポーランド現地でパイロットを養成する国際飛行学校を設立する計画も表明した。東欧諸国にはパイロットを養成する教育機関がないため、パイロットの多くは米国で教育を受けているという。ブワシュチャク副首相は「韓国のFA50は軽量で米国製のF16を基盤とする多目的兵器であるため、ポーランドでうまく活用する準備ができている」「FA50は技術面での効率性が85%に達する」と高く評価した。
ポーランド政府は今回の契約式を政府のホームページで事前に伝え「韓国との武器契約はここ数年で最も重要な国防分野の決定の一つだ」「注文した装備はポーランドの抑止力と防衛力を強化するだろう」との文言を掲載した。現代ロテムのイ・ヨンベ社長は韓国企業を代表し「韓国と同じ武器システムを使用することで、両国間の連帯がより深まると期待している」とコメントした。
キム・スンヒョン記者、ワルシャワ(ポーランド)国防省共同取材チーム