韓国の肥満率が37カ国・地域で日本に続き、2番目に低いことが分かった。
経済協力開発機構(OECD)が1月29日に発表したところによると、韓国の成人の肥満率は5.9%だった。加盟37カ国・地域のうち36位に当たる。これは、2018年のデータを基に主要先進国・地域の肥満率を比較した結果だ。
【グラフィック】2021年世界競争力ランキング1位はスイス、中国16位、韓国23位…日本は?
肥満の程度は人間の体重(kg)を身長(m)の二乗で割るボディマス指数(BMI)から算出する。韓国はBMI25以上を肥満と定義しているが、OECDなどではBMI30以上を肥満とみなしている。
37カ国・地域の中で最もすらりとしている国は日本だった。肥満率は4.0%だ。反対に、肥満率が最も高い国は米国で、40%に達する。人口10人のうち4人が肥満というわけだ。韓国の肥満率は米国の7分の1程度だ。米国に続いて肥満率が高かったのはメキシコ(36.1%)、チリ(34.4%)、ニュージーランド(32.2%)だった。
しかし、OECDは2017年の調査で、韓国は肥満の安全地帯にとどまることはないだろうと見通した。当時、韓国の肥満率は2020年に6%、2030年には9%に達するものと予測され、予測指数と今年の調査結果がほぼ変わらない。OECDは当時、韓国は女性の教育水準による体重の格差が大きい方だと発表した。「韓国の低学力女性の体重過多関連性指数は6.3(2014年基準)で、調査対象の8カ国・地域のうち最も高かった」と説明している。