チャ・ジュンファン(車俊煥、20)が韓国のフィギュア男子選手として初めて国際スケート連盟(ISU)フィギュアスケート四大陸選手権で金メダルを手にした。
チャ・ジュンファンは23日、エストニアのタリンで行われた同大会男子シングルのフリーで、174.26点を出して1位になった。ショートプログラム(SP)でも自己最高点の98.96点で1位だったチャ・ジュンファンは、合計273.22点で自己最高点を更新し、金メダルを獲得した。銀メダルは日本の友野一希(268.99点)、銅メダルは日本の三浦佳生(251.07点)だった。チャ・ジュンファンはSPではノーミスだったが、フリーでは4回転ジャンプで1回転倒するなど、一部ミスが出た。
【写真】フィギュアスケート男子・車俊煥「冬季五輪に向かって」
チャ・ジュンファンは2009年のキム・ヨナ(31)の金メダル、2020年のユ・ヨン(17)の銀メダル、今月22日のイ・ヘイン(16)とキム・イェリム(19)の今大会女子シングル銀メダル・銅メダルに続き、韓国のフィギュア選手としては5人目の四大陸選手権メダリストになった。同大会の金メダルはキム・ヨナ以来13年ぶりで、男子選手としては初めてだ。
四大陸選手権はヨーロッパを除く地域の選手たちが出場する大会だ。来月4日に開幕する北京冬季五輪まであまり日がないため、フィギュア強国の米国や日本などは今回の四大陸選手権に五輪代表選手たちを出場させていない。韓国では北京五輪代表選手の男子シングルのチャ・ジュンファンとイ・シヒョン(22)、女子シングルのユ・ヨンとキム・イェリムが四大陸選手権に出場して実戦感覚を磨いた。
チェ・スヒョン記者