李在明氏「私を調べても何も出ない…ただ、周辺の人たちは心配」

 チョン弁護士は同日、「李知事に報告したことはない」と説明したが、李候補の説明は個別の報告ではなく、合同会議の際に公募指針に関する報告を受けたという趣旨だった。前日の段階で李候補側はチョン弁護士が李候補に公募指針について報告を行ったとする疑惑について、「報告を受けたことはない」と説明していた。

 一方、李在明候補は共に民主党の大統領選に向けた党内選挙に出馬した李洛淵(イ・ナギョン)元代表に選対常任顧問のポストを提示したことについて、「常任選対委員長は党代表が務めるのが原則であり、その上に顧問がいる。李洛淵元代表の方を礼遇したものだ」と説明した。そして、「必ずしも私の味方でなくても、私の味方にならざるを得ないポストに起用すれば私の味方になった。それが私のポスト任命の信念だ。妨害しようと入ってきた人物でなければ、最善を尽くして働き認められようとした」と付け加えた。

 李洛淵元代表の「新福祉」の公約については、大統領選の公約に反映するとした。これまで李洛淵元代表陣営は李在明の公約の柱である「基本所得政策」が普遍福祉を掲げる党の政策とは一致しないと批判してきた。李在明候補は「新福祉は民主党の研究結果であり、私もそれが駄目だと一度も言っていない。李洛淵元代表が主張していた子ども手当、養育手当なども私が言う部分的基本所得だ」と述べた。その上で、「政策には主人はいない。人文・哲学的意見は先人たちの研究と思想の結果が集約されたものを新たに解釈したものだが、誰が先に主張したかと追及してはならない。論文を書く際に別人の論文を引用したことを批判するのは情けないではないか」と語った。

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チュ・ヒヨン記者
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  • ▲共に民主党から大統領選に出馬する李在明候補が25日午後、京畿道水原市の京畿道庁で職員の見送りを受け、庁舎を後にした。/NEWSIS

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