ユ・ドンギュ元城南都市開発公社企画本部長が収賄、背任容疑で逮捕されたことについては、「裏切られたと感じる。公職者の一部が汚染されたという疑惑については、人事権者として深くおわび申し上げる」と述べた。ただ、ユ氏が逮捕される過程をチョン・ジンサン元城南市政策室長、ペク・チョンソン随行秘書から報告されたかとの質問には「事前に報告を受けられず、インターネットの記事で見た」と答えた。
金亨東(キム・ヒョンドン)議員(国民の力)が「偽証になりかねない」と繰り返し尋ねても、「チョン元室長とはメールで相談している」「報告を受けたかは分からない」「電話(報告)を受けたかは私の記憶にない」と即答しなかった。最側近であるチョン元室長の関与が明らかになった場合、大統領候補を辞退するかとの質問には、「(野党候補の)尹錫悦(ユン・ソクヨル)元検察総長の側近の不正があった場合、(尹氏が)辞退するのか答えてくだされば、私も答える」と述べた。
李知事はまた、弁護士費用代納疑惑について、「5回の裁判で弁護士費用は2億5000万ウォン(約2400万円)を少し超える。(弁護士の)大半は司法研修院の同期や大学の友人、法学部の友人らだ」と説明した。
しかし、野党からは「研修員の同期だからといって割り引いたとか、無料でやったとすれば、金英蘭(キム・ヨンラン)法(不正請託禁止法)違反、第3者が支払ったとすれば賄賂になる。本人が出したならば資金の出所を明らかにすべきだ」との指摘が出た。