作戦に参加した米空母ロナルド・レーガンとカール・ビンソンは満載排水量が10万トンに達する超大型空母で、80機以上の各種戦闘機、早期警戒機、電子戦機、ヘリコプターなどを搭載している。ロナルド・レーガンは韓半島有事に直ちに出動可能な米第7艦隊所属で、日本の横須賀に配備されている。カール・ビンソンは米空母として初めてステルス戦闘機F35Cが実戦配備され注目を集めている。英国の空母クイーン・エリザベスは2017年に就役した英国海軍史上最大級(6万5000トン)の艦艇で、F35Bステルス戦闘機をはじめ40機以上の艦載機を搭載している。日本の海上自衛隊のいせは満載排水量が1万8000トンで最大10機ほどのヘリを搭載するヘリ空母だ。
米ホワイトハウスのサリバン国家安保補佐官は今月8日(現地時間)、米国の政治専門メディア「ポリティコ」とのインタビューで「より大きな欧州の軍事力と国防力を心から支持する用意がある」と述べ、欧州軍創設に前向きな考えを示した。欧州軍に関する議論は2014年にロシアがクリミア半島を強制的に併合した際「ロシアに対抗できる欧州次元での軍隊が必要だ」との声と共に本格化した。とりわけドイツのメルケル首相の後を受け欧州の第一人者を目指すフランスのマクロン大統領が欧州軍創設の必要性を強く訴えてきた。
サリバン補佐官は「欧州の主要国が相互に運用可能でなおかつより大規模な共同任務に向けた配備を可能にするため、(軍の)力を高めようと努力することは米国の観点からしても肯定的だ」としたが、その一方で「ただし欧州は(米国からの)『戦略的独立』といった抽象的な対話は排除し、実質的かつ具体的な話し合いをすべきだ」ともくぎを刺した。米国はこれまで「欧州に対する米国の主導権が弱まりかねない」との懸念から欧州軍創設に向けた独自の話し合いには否定的な立場を示してきた。