ラグビー7人制男子で韓国は東京オリンピックに出場した12カ国中最下位に終わった。それでも選手たちには帰国後、テレビ出演やインタビューなどの要請が相次いだ。1位だけが拍手と称賛を受けてきた韓国のスポーツ文化が変わりつつあることを示したのが今回のラグビー代表チームだ。98年にわたる無関心に耐え、オリンピックの舞台に初めて立ったことだけで喝采を浴びたのだ。
単にオリンピックに出場しただけではない。「ラグビーのヒディンク」と呼ばれる韓国代表のチャールズ・ロウ・コーチ兼競技力向上委員長の手腕がそこにあった。彼が立てた戦術で韓国は2019年11月のアジア最終予選で香港を破り、初めてオリンピック出場権を獲得。それが今夏の東京につながった。選手たちは「ロウ・コーチがいなければ何もできない」としてロウ氏を絶対的に信頼した。輝かしい最下位たちのエピソードが気になって先日ラグビーのヒディンクを取材した。ロウ氏は「今回のオリンピックでうまくやれたことは10%、できなかったことは90%」と苦言を呈した。「愛しているから批判する」とも語った。ロウ氏は今から2024年のパリ・オリンピックを目指すが、その一方で「全てのシステムを修正しなければならない。韓国のアマチュアスポーツには大ざっぱなやり方があまりにも多い」と指摘した。
■「日本には実力ではなくメンタルで負けた」
ラグビー韓国代表は東京オリンピックで3日間試合を行い、ニュージーランドなど5カ国と対戦した。ロウ氏が最も残念に思っているのは最後の日本戦だ。この試合で韓国は19-31で敗れた。ロウ氏は「ゴールライン直前で最後のパスができず、トライにつながらないとかボールを落とすとかいったミスが多かった。それはメンタルの問題だ。強いプレッシャーを受けているときは次のプレーをどうするか一瞬で判断しなければならないが、選手たちは固まってしまった。韓国選手たちのメンタルは強いとは言えない。体はあんなに大きいのに、国際大会に出れば萎縮してしまう。その理由を『キムチがない』とか『水が合わない』などとあれこれ不平を言い、負けたことの言い訳ばかり探している。体力も不十分だ。代表チームの登録枠は13人だが、フルタイムで合格点が与えられるのは4人しかいない。無意味な汗を流す練習方法に慣れた選手があまりにも多い」と評した。2002年のワールドカップ以前の韓国サッカー代表に対するような話ばかりだった。