この体験記はほかのコミュニティー・サイトにも拡散されている。ネットユーザーたちの反応は「マンション駐車場でのキャンプは、ほかの住民たちに迷惑な上、火事の危険もあり、望ましくない」という意見が支配的だった。
ネットユーザーたちは特に、先日666台の車が被害に遭った忠清南道天安市内のマンションの地下駐車場火災に言及、「警戒心を持たなければならない」と指摘した。この火災は11日、天安市内のあるマンションの地下駐車場で、出張洗車業者のミニバンが爆発して発生したものだ。スチーム洗車のための車に載せていたLPガスボンベからガスが漏れていたのに気付かず、30代の洗車スタッフがタバコを吸うためライターをつけた瞬間、爆発したものと見られている。
■マンションでは口をそろえて「駐車場キャンプ、絶対ダメ」
朝鮮日報のオンライン・ニュース・サービス「チョソン・ドットコム」が取材した結果、投稿者が料理をしたと推定される地域のマンションは駐車場内での煮炊きを厳しく禁止していることが分かった。
自治体関係者は「市や区としては駐車場での炊事に対して特に制裁する方法はない」「マンション駐車場内で炊事が可能かどうかは、各マンションの管理規約に基づいて定められている」と語った。
これに対して、近隣の各マンションでは「駐車場での炊事はできない」と口をそろえている。Aマンションの関係者は「マンションの駐車場内でのキャンプなんてとんでもない話だ」「炊事は絶対にできない」と言った。Bマンションの関係者も「マンションの駐車場でなぜキャンプをするのか」「それに炊事は禁止されている」と語った。
そうした一方で、車中泊キャンプが人気を呼び、全国各地でこれに関する苦情が増えている。特に、いわゆる「車中泊スポット」として有名な江原道江陵市にある景色のきれいな高地「アンバンデギ」公式ホームページには最近、駐車場でキャンプ・車中泊・炊事・テント設営などによる苦情が相次いでいる。これについて江陵市は「公衆道徳を順守してほしい」という内容の案内・警告文を掲載している。
キム・ジア記者