日本のメディアによると、大谷は19日に1シーズンの投球イニングが100イニングになり、投球イニング・奪三振・安打がすべて3けたを記録する「トリプル100」も達成したという。大谷は現在、100イニング・120奪三振・110安打を記録中だが、この珍しい記録は1890年以来、131年ぶりだ。1883年から1890年までで6人が達成したが、20世紀以降は一人も記録していない。
また、公認球の反発力が上がって打者に有利になったライブボール時代が1920年に始まり、1800年代の野球はボールカウントやファウルなどの基本的なルールも今とは異なっていたことを考えると、大谷の記録はいっそう輝きを増す。大谷は2016年から日本プロ野球(NPB)日本ハムファイターズに所属していた時も140イニング・174奪三振・104安打でトリプル100を達成している。
本塁打王とMVP席巻を狙う大谷は、大リーグのシーズン最高投手が受賞するサイ・ヤング賞の候補としても名前が取りざたされている。投手としての成績だけを見るとアメリカン・リーグ10位圏外だが、100年ぶりの「投手兼打者」という象徴性があるからだ。マドン監督は「サイ・ヤング賞とMVPの投票者は大谷に注目しなければならないだろう」と語った。