これに関して証人は13日の裁判で、検察側の「人権法センター勤務期間に、高校生のインターンはいなかったということか」という質問に対し「はい」と答えた。証人は「(13年に)当時の韓寅燮・人権法センター長の指示で『インターンシップ活動予定証明書』を発給し、ある女子学生が(証明書を)もらいに来たので渡した」とし、「予定証明書という様式がないので(経歴証明書の)文言だけを変えてプリントした」とも証言した。
これに対しチョ元法相は、裁判長の許しを得て証人に直接質問した。チョ元法相は「息子が、13年7月に証人がブラジルに伝統武術『カポエイラ』を学びに行くという話を聞いたというが、覚えはあるか」と尋ねた。息子がインターンをしなかったのならどうしてそんな事実を知っているのかという趣旨の質問だった。
しかし証人は「高校生とそんな話を交わしたことはない」と否定した。この日のチョ元法相の裁判には、二日前に2審で懲役4年を言い渡された鄭教授も出席していたが、鄭教授は息子の入試不正などでも追加起訴されている。