キム・ジャイン氏は8日、インスタグラムに「五輪スポーツクライミング男子決勝ボルダリングの3番目の課題については、絶対に話さなければならない」と書いた。そして、「ルート・セッティング(ボルダリングの課題を作成する過程)をした時に旭日旗を意図したのかどうかは皆さんの判断に任せる。そこには大会を作るスタッフがいたが、誰もこの問題について最小限の注意も払っていなかった」と述べた。
そして、「旭日旗は日本が第二次世界大戦期間中に使用した軍旗で、日本の軍国主義を象徴する戦犯旗だ。旭日旗は韓国と日本で常に外交的に敏感な問題になっている」「軍事侵略被害国にとって旭日旗は、ドイツナチスの象徴であるハーケンクロイツと変わらない」と説明した。
キム・ジャイン氏は「五輪公式放送の解説者は、問題のデザインを『日本の旭日旗(Japanese rising sun)』『旭日旗の形象化(the image depicts rising sun)』と直接言及した」「解説者は運営陣から情報を受け取って中継するため、解説者個人の考えではないだろう」と述べた。
その上で、「国際オリンピック委員会(IOC)は旭日旗にも政治的・宗教的・人種的宣伝を許さないオリンピック憲章を適用すると約束した」「もし彼らがオリンピック精神を守るなら、五輪の舞台であのデザインやコメントは絶対に使ってはならず、これに関連した責任者は謝罪しなければならない」と述べた。オリンピック憲章第50条によると、オリンピックの用地、競技会場、またはその他の区域では、いかなる種類のデモンストレーショ ンも、 あるいは政治的、 宗教的、 人種的プロパガンダも許可されないことになっている。