東京五輪:退屈だった開会式、ピクトグラムが救った

「重苦しくてつまらない」との評価が多かった中、各種目を演じたピクトグラム・ショーだけが話題に
野球の元日本代表選手のパロディーも

 コロナ渦の中で根強い反対を押し切って開催された今回の東京オリンピックでは勇壮で華麗な開会式は最初から不可能だった。英国の政治メディア「ポリティクス」の編集長イアン・ダン氏は「日本は突拍子で興味深い国だが、今回の開会式だけは葬儀場のようだった」と酷評した。ただそれでもピクトグラム・ショーだけはコロナ渦でも可能な素朴なエンターテインメントだった。平昌冬季オリンピックの開会式と閉会式で企画制作団長を務めた弘益大学のイ・ドフン教授は「ピクトグラム・マイムはデザインから公演に至るまで非常にクリエーティブでウイットとユーモアに富んでいた」と高く評価した。

 ピクトグラムが話題になったことでパロディーも登場した。日本の元プロ野球選手でかつて侍ジャパンでも活躍したGG佐藤氏はピクトグラムと同じ白いTシャツに青い服を着用し、片手にグラブをした姿でボールを落とす写真を自らのツイッターにアップした。テーマは「種目:GG佐藤」だった。GG佐藤氏は2008年の北京オリンピック野球の韓日戦(準決勝)で平凡な外野フライを落とし、韓国に勝利をもたらした。当時の解説者が叫んだ「ありがとう、GG佐藤!」という言葉は一時流行語にもなった。

■世界最高の国ランキング7位は米国、韓国は20位、日本は?

朴敦圭(パク・トンギュ)記者
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