東京五輪組織委員会は、チケットの販売枚数を4万枚だと22日、発表した。全競技の96%(東京と首都圏一円)が有観客試合から無観客試合に変わったためだ。TBS放送など日本の各メディアは「33種目の試合チケット363万枚が当初売れたが、緊急事態宣言発出後、359万枚が返金対象になった」と報じている。4万枚という枚数は、新型コロナ流行前に期待されていたチケット販売枚数780万枚の0.5%に過ぎない。
東京五輪サッカー女子に出場した英国、チリ、米国、スウェーデンの選手たちは21日の試合前、片ひざをついた。これは人種差別に抗議する意味が込められたセレモニーだった。国際オリンピック委員会(IOC)は以前、このような行為を「政治的メッセージ」だとして禁止していた。だが、今大会前に試合開始前の動作で自分の意思が表示できるように規定を一部緩和した。ところが、東京五輪2020のブログ、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)には「片ひざつき」の写真が1枚も掲載されなかった。これについて、英紙ガーディアンは内部関係者の話として、「IOC幹部がSNS担当部署に関連写真を掲載しないよう指示した」と報道した。