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東京五輪:コールド勝ちのソフトボール日本代表、捕手は韓国系

大学生の時に日本国籍取得した清原

東京五輪:コールド勝ちのソフトボール日本代表、捕手は韓国系

 東京五輪の初試合で、開催国であり、ソフトボールのディフェンディング・チャンピオンでもある日本がオーストラリアを相手にコールド勝ちした。

 21日午前9時、福島県営あづま球場で行われた2020東京五輪ソフトボール開幕戦で、日本がオーストラリアに8-1と5回コールド勝ちした。4回まで6-1とリードした日本は、5回裏に無死1塁で4番打者の山本優(32)がセンター越えの2ランを放ち、試合を終わらせた。7イニングで行われるソフトボールは5回で7点差以上になるとコールドゲームが宣言される。2008年の北京五輪ソフトボールで金メダルを取った日本は、2012年ロンドン五輪、2016年リオデジャネイロ五輪でソフトボールが正式種目から除外されたため、13年間にわたりディフェンディング・チャンピオンの座を守ってきた。

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 この日の試合には、在日韓国人4世にあたる捕手・清原奈侑(30)が出場した。清原は先発捕手の我妻悠香(26)に続き、5回表からキャッチャーマスクをかぶった。大阪で生まれた清原は、日本女子ソフトボール1部リーグのチーム「日立サンディーバ」のキャプテンとして活躍している。神戸新聞など現地メディアによると、清原は園田学園女子大学在学中の2011年と2012年に全日本大学ソフトボール選手権大会でチームを2連覇に導いた。2年生だった2011年韓国と日本の両方から代表選手の話が来たという。BBMスポーツとのインタビューによると、清原は高校時代にU-19(19歳以下)日本代表に選ばれるチャンスがあったが、当時は韓国国籍だったので出場できなかったとのことだ。清原は北京五輪で日本が金メダルを取る姿を見て日本国籍取得を考えるようになったが、父と母は「家族の中で唯一、違う国籍になる」ことなどを理由に国籍変更に反対したという。しかし、清原は「強い方を選びなさい」という祖母のアドバイスに従って国籍変更を選んだ。2012年に日本国籍を取得した清原は2017年に初めて日本代表になった。アドバイスをしてくれた祖母は昨年1月、がんにより77歳で亡くなったとのことだ。

 東京五輪のソフトボール競技には日本とオーストラリアをはじめ、カナダ、イタリア、メキシコ、米国の6カ国が参加する。すべての国が1回ずつ対戦し、上位1位と2位のチームが27日に横浜スタジアムで金メダルをめぐり対戦する。日本は22日昼12時、あづま球場でメキシコと第2戦を行う。

キム・ドンヒョン記者
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