法務法人(弁護士事務所)「ソウル」のイ・サンモク弁護士は「50代や60代はこれまで子育てを理由に我慢して一緒に暮らしてきたが、子供が成長すると『もうそれぞれの人生を生きよう』という理由でたそがれ離婚を考えるケースが多い。これは男女に関係ない」と説明した。イ弁護士はさらに「ひそかに浮気をするのではなく、浮気の事実をはっきり伝えて離婚するケースも少なくないし、また子供が親に離婚を勧めるケースも時折見受けられる」とも語った。
このようにたそがれ離婚を中心に離婚が増加傾向にある中、逆に婚姻は大きく減少している。今年1-3月期の婚姻件数は4万8016件で、昨年の同じ期間に比べて17.6%減少した。この減少幅は統計庁が婚姻を含む人口統計を取り始めた1981年1-3月期以来最も大きい。婚姻が減少していることで新生児数の減少傾向も続いている。今年1-3月期の新生児数は7万519人で、この期間では過去最も少なくなった。さらにこの期間の合計特殊出生率(女性1人が生涯で生むと予想される子供の数)は0.88人となり、これも過去最低だった。
チョン・ソクウ記者