最近、ソウル市内の江南駅や、鍾路区の北村韓屋村など若者が多く訪れる「ホットプレイス」にも茶店が続々と登場している。今年2月にあるお茶のブランドが北村にコーヒー以外のお茶と茶食(お茶に添える菓子)のみを販売する茶店を出した。20-30代をターゲットに、ガラス張りで、古い工場のようなインテリアに仕上げている。このほか、数種類のお茶をコース別に出してくれる「ティーおまかせカフェ」、2-3種のお茶を選び、いわゆる「キュレーション・サービス」を提供する茶店などが人気だ。ソウル市鍾路区で茶店「湖田茶室」を経営するパク・ジェヒョン代表は「従来は60-70代が主な顧客だったが、2年前から若い客が少しずつ増え、今では90%が20-30代」と語った。
茶店に通っている人々は「コーヒーとは違う何か」があると言う。大学生パク・ミンソンさん(26)は「カフェでオンライン授業を聞き、課題をするのが日常になったので、カフェに来ると、もう『休んでいる』という感じがしなくなった。お茶がもたらしてくれる温かで落ち着いた雰囲気がいいから、茶店に行く」と説明した。大企業社員のノさん(38)も「コーヒーが仕事をはかどらせ、生産性を向上させる感じだとしたら、お茶は飲みながらゆっくり休ませてくれる感じがする」と語った。
カン・ダウン記者