呉昇桓300セーブ、日本でも賞賛の声…元阪神の仲間ら「彼の球は衝撃的」

呉昇桓、韓米日通算422セーブ…アジア人投手としては過去最多記録

 呉昇桓の重いストレート、いわゆる「石直球」は悲しみの中で堅くなった。高校在学中にひじの故障でプロ入りに失敗、檀国大学入学後に当時としては国内で前例があまりなかったひじの靱帯(じんたい)接合手術「トミー・ジョン手術」を受けて2年間リハビリに専念した。大学リーグを経て2004年に行われたドラフトに臨んだが、斗山ベアーズやLGツインズなど首都圏のチームには無視され、5回目に指名権があったサムスンが選択した。呉昇桓は2005年にデビューし、1年目に公式戦で10勝、16セーブ、11ホールド、防御率1.18を達成、新人王はもちろん、韓国シリーズ最優秀選手賞(MVP)まで獲得した。 KBO通算100セーブ(2007年)と200セーブ(2011年)も過去最少試合数で打ち立て、入団16年にして300セーブの大台に達した。大卒選手ということで、ほかの選手たちよりもスタートが遅かった上、日本や米国などへの海外進出により6年間、韓国で空白期間があったにもかかわらず、現役2位(チョン・ウラム・183セーブ)の手には届かないほどの差をキープ、新たな歴史のページを書き加え続けている。

 「サムスン王朝」の強固なブルペンを共に支えた鄭現旭(チョン・ヒョンウク)サムスン投手コーチ(42)は、間もなく不惑の呉昇桓が1点差の勝負で空振り三振に仕留め、300セーブを達成すると、「後輩だが本当に尊敬する。常に呉昇桓らしさがある」と笑顔で語った。

■韓国人が選ぶ、最高のスポーツ選手1位は?

ヤン・ジヘ記者
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