-韓米同盟の今後をどう展望するか。
「バイデン政権の官僚たちと話をすれば、彼らも今の(文在寅)政権における北朝鮮というテーマ、そしてそれがいかに中国との関係を制約しているかを理解している。韓国政府にはあまり強い圧力はかけようとしていない。『クアッドに参加すべきだ』と圧力を加えることもプラスにならないことを官僚たちはよく知っているからだ。今バイデン政権は(外交・国防相)2プラス2会議だとか、(韓米日)3カ国安保室長会議のように韓国を含むメカニズムを最大限多く立ち上げようと努力している。米国と協議し、協力する習慣を徐々に築き上げ、少しずつソフトに(韓国という)船をこれまでと違う方向に向けようとしている。私が懸念することは、文在寅政権が任期末ということで北朝鮮問題において徐々に切迫感を増し、中国に対抗しようとしなくなる点だ」