女性お笑いタレントのパク・ナレが先月23日、「ユーチューブ」のあるチャンネルの放送で、男性の人形の体を引っ張って性器の形のようにし、「いじるほど大きくなる。触るほど硬くなる」などの発言をして番組から降板させられ、直筆の謝罪文まで出したのも、男性視聴者たちによる激しい抗議のためだった。この放送後、ネット・コミュニティー・サイトを中心に、「男性芸能人だったら引退しなければならないほどの発言だ」「不公平だ」などの批判が殺到した。結局、この番組はなくなった。先月20日に女性タレントのキム・ミナもユーチューブで、映画の主人公が男性の大事な部分を使って爆弾酒を作るシーンをまねたところ、セクハラ(性的嫌がらせ)騒動になった。
慶煕大学社会学科のキム・ジュンベク教授は「女性たちが性差別構造改善のため積極的に攻勢をかけてきたのに対して、若い男性たちは『男性自体が問題』という批判を浴びて悔しく思っている部分があった」「これに対する反発として、若い男性たちの間でも(男性嫌悪を)批判する傾向が生まれた」と分析した。
一方、女性学者のユン・ジヨン昌原大学哲学科教授は、「富と名誉を持つ一部の女性タレントのセクハラ問題は指摘されるべきかもしれないが、全体の社会的な文脈を見た場合、一般的な女性が階層的に男性を嫌悪することが可能なのか疑問だ」と語った。
ウォン・ウシク記者