24日にはインターネット上のゲーム関連掲示板に「リネージュMトラックデモ」の準備声明が投稿された。NCソフトが沈黙を続けていることに怒ったネットユーザーは「ゲーム業者が(確率型アイテムで)我々をどこまでだましてきたのか知りたい」とし、「(NCソフト側が)誠実な説明と謝罪、約束を行うまで決済は行わない」と語った。リネージュファンの男性ネットユーザーは「NCソフト相手の豚野郎解放戦争の宣告だ」といった過激な表現も使った。
NCソフトの対応は確率型アイテム論争が始まった直後、「ゲームアイテムの確率を透明に公開する」と表明したネクソンと比較される。ネクソンコリアのイ・ジョンホン代表は社内メッセージを通じ、「(確率型アイテムへの批判は)完全に自分を含む経営陣が受けるべきものだ」と謝罪し、全てのゲームでアイテム獲得確率を公開することを決めた。NCソフトの株価が急落する間、東証に上場しているネクソンの株価は3月に入り、約7%上昇した。
NCソフトの成長原動力である熱狂的ファンが背を向け、「リネージュ」シリーズのユーザーも減少している。ビッグデータ分析業者のIGAワークスによれば、3月第3週(15-21日)のリネージュMとリネージュ2Mのユーザーは1月第1週(昨年12月28日-今年1月3日)に比べそれぞれ30%、29%の純減となった。
NCソフトの業績にも赤信号がともった。同社の北米法人であるNCウエストが6期連続赤字となる中、24日に日本で発売した「リネージュ2M」のダウンロード数がグーグル、アップルのアプリストアで20位圏内にとどまるなど不振だ。新韓金融投資、大信証券など主な証券会社は29日、一斉にNCソフトの目標株価を引き下げた。