米国の北朝鮮専門メディア「38ノース」は今月24日、北朝鮮の咸鏡北道新浦造船所を撮影した衛星写真を分析し「北朝鮮が数年かけて建造を続けている新たな弾道ミサイル潜水艦がほぼ完成し、近い将来進水する可能性が考えられる」と報じた。潜水艦進水施設のすぐ近くにドライドックが移されたことがその根拠だという。ドライドックには船舶の建造や修理のために海水の給排水装置などが設置されている。これに先立ち韓国の情報機関である国家情報院も昨年11月、「北朝鮮は弾道ミサイルの搭載が可能な潜水艦2隻を新たに建造している」と明らかにした。
青瓦台(韓国大統領府)の徐薫(ソ・フン)国家安保室長は今週ワシントンでホワイトハウスのサリバン国家安保補佐官、日本の北村滋・国家安全保障局長と共に韓米日安保室長会議に出席する予定だ。専門家は「北朝鮮はバイデン政権の新たな対北朝鮮政策を最終的に調整する今回の会議を念頭に、別の挑発を強行する可能性がある」と予想している。