大韓サッカー協会とベント監督が「横浜惨事」を招いた

サッカー韓日戦、負けるしかなかった3つの理由

■海外組選手の管理は協会の責任

 大韓サッカー協会関係者は26日、「ベント監督が韓日戦の予備エントリーを出した今月10日以降、協会として海外組の招集が可能かどうか調べてみた」と言った。協会は、日本が親善試合を提案した時は動かなかった。事前調査が遅れたせいで、選手選考に困難が伴った。

 結局、ベント監督が15日に発表したリスト(24人)には、短いパスを重視する「ベント・ボール」に適した海外組がいなかった。ソン・フンミン=トッテナム=、黄義助(ファン・ウィジョ)=ボルドー=、黄喜燦(ファン・ヒチャン)=ライプツィヒ=ら、ケガや新型コロナウイルス感染防止などでエントリーできなかった選手は10人を上回る。

 明知大学のシン・ムンソン教授は「主要選手に関する事前調査は当然、協会がしなければならない。協会がなぜ何の準備もなしに親善試合を受け入れたのか理解できない」と語った。SPOTV解説者のイム・ヒョンチョル氏は「ある意味、W杯と同じくらい重要なのが韓日戦だ。完成形に近い日本代表とあえて親善試合をして気をくじかれる必要があったのか疑問だ」とした。

 こうした疑問に対する大韓サッカー協会の答えは「韓国代表チームを統括するベント監督が親善試合を望んだ」というものだった。「ベント監督が受諾したとしても、無理な韓日戦を協会側で再考する必要があったのではないか」という質問には、「はじめから負けることは考えていない。チームとして学ぶことがあるので、やるしかなかった」と答えた。何の見解も示さなかった協会が同日午後、謝罪文を出したのは、本紙のこうした質問の後だった。

■「2020年世界競争力ランキング」米国10位、韓国23位、日本は?

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • 大韓サッカー協会とベント監督が「横浜惨事」を招いた

right

あわせて読みたい