そのA氏が、今度は「益山の金塊」のうわさでまた登場したのだ。イ・ヨンイル全羅北道学芸研究官は「日本が降伏を宣言した時、韓国にいた日本人たちは急いで本国に戻ったため、『残していった金品などがたくさんある』といううわさは数十年間、この地域で飛び交っているが、その実体が確認されたことはない」と話す。益山市関係者は「今回も大きな意味はない」と語った。益山警察署関係者は「根拠のないうわさで文化財毀損を試みる行為に対しては、法に基づいて厳重に処罰する方針だ」と明らかにした。
同地域では、「『金塊を載せたロシアの宝船を発見した』として投資詐欺が行われた、ロシア軍艦『ドンスコイ号事件』と同様の手法で投資家を集めようとしているのではないか」という見方もある。警察関係者は「詐欺の被害に遭わないよう、注意しなければならない」と呼びかけている。