エンジンがかかった韓国EV、4月にもテスラと対決

現代「アイオニック5」、2月25日から事前予約開始

 最新の電気自動車らしく、現代自グループの先端走行補助システムが数多く搭載された。高速道路で前の車との間隔を維持しながら車線に沿って走行する「高速道路走行補助」システムはもちろんのこと、自動車の車線変更、衝突防止、対角線・平行駐車支援システムなどが搭載された。車の後部トランクの収納スペースは531リットルで、後部座席を畳めば1600リットルまで拡張される。車前方のフードからエンジンが取り除かれたため、代わりに小さなトランクを準備した。テスラに似た構造だ。

■テスラ「世界をリードする電気自動車ブランドになる」

 現代自は「アイオニック5」の値段を5000万ウォン(約470万円)台半ばとする予定だ。最終的な消費者価格は4月の正式発売時に確定する。電気自動車に適用される個別消費税支援(最大300万ウォン〈約28万円〉)と購買補助金(ソウル基準で最大1200万ウォン〈約110万円〉)を考慮すると、実売価格は3000万ウォン(約280万円)台に落ち着く見込みだ。

 テスラの主力モデルであるモデル3(5479万-7479万ウォン〈約520万-700万円〉)、モデルY(5999万-7999万ウォン〈約560万-750万円〉)の競合モデルとして登場する。同社は昨年、全世界で約50万台を販売し、電気自動車の世界市場でシェア23%を獲得。1位に輝いた。現代自は今年「アイオニック5」を皮切りに、来年は「アイオニック6」(中型セダン)、2024年には「アイオニック7」(大型SUV)と、ラインアップを拡大していく計画だ。現代自のチャン・ジェフン社長は「現代自は『アイオニック5』を通じて電気自動車の世界市場をリードする最上級ブランドとして浮上するだろう」と自信を示した。

 「アイオニック5」は今年3月にも蔚山工場で生産を開始する。今年は7万台、来年からは年間10万台の生産体制を整える計画だ。今年の国内販売目標は2万6500台だ。

■世界電気自動車販売台数1位はテスラ、現代6位、日産は?

ユン・ヒョンジュン記者
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