延世大学・高麗大学連合創業学会が先月作成したサービス「延高リング」も開設1カ月で加入者が1700人に迫っている。MBTI(性格タイプ検査の1種)の結果などをもとに、両大学の在学生・卒業生を結び付けるサービスだ。これが人気になると、最近では加入対象を西江大学・成均館大学・漢陽大学などソウル市内の11主要大学に広げた。高麗大学在校生(24)は「延世大学の学生だという人と合コンをしたことがあったが、後に延世大学の学生ではなかいことが分かった。このようにだまされることがなくなるから安心だ」と言った。
サービス利用者たちは、相手の身元が保証されていて、互いに似たような環境を経験しているだけに、共感が得やすいという。だがその一方で、過度の学歴主義やエリート主義の産物だとの指摘もある。ソウル市内の大手企業に勤めている地方の国立大学出身者(30)は「地方大学出身者はいくら努力して成功しても、結局は排除されると思うと苦々しい」と言った。成均館大学社会学科のク・ジョンウ教授は「恋愛・結婚で相手の条件を重視する社会的ムードや就職難により、心の余裕がない若者たちが、新たな集団で相手を探すのではなく、同質感を得られる相手を探すうちに、集団意識が強まったものと見られる」と分析している。
キム・ヨンジュン記者