病棟管理にも問題があったとの指摘がある。この人物は「感染した看護師が出た病棟を消毒しないままで、(支援の)看護師たちもそのまま更衣室・ナースステーション・物品などを使用した。血圧計・体温計などの医療機器も特に患者ごとに使用を区別しなかった」としている。さらに、「使用後、消毒用ウエットティッシュでふくとは言っても、完全には消毒できない。陰圧施設がない病棟の通路に何ともない様子で保護具などが備えられていた」とも述べた。
この人物は「(今月)19日には次のような通知を受けた」とも書いた。各部署の床と天井は部署員(看護師)を中心に漂白剤で消毒を実施しなければならず、雑巾を使って「家のリビングルームをふくようにきれいにしなさい」という内容だったという。この人物は「(指示)内容は私たちを驚かせた。しかも、きれいにする様子を写真に撮って送るようにとの指示もあった」と明らかにした。
この請願は22日午後4時45分の時点で約3000人の同意を得ている。会社員向け匿名インターネット・コミュニティー・サイト「ブラインド」やほかのコミュニティー・サイトにも関連記事が拡散している。
病院側は21日午後、病院長主管でネット会議を開くなど、火消しに乗り出した。病院側は、感染初期の混乱した状況で職員たちとの意思疎通がきちんとできなかったため、不満が膨れ上がったものと見ている。ただし、人材配置や防疫・消毒などについての指針に基づき行われているとの見解だ。
病院側は、一時的に中断していた外来・救急室受診などを同日再開した。院内のコロナ感染者追加発生者が著しく減少しているとの判断に基づき、疾病管理庁とソウル市・竜山区合同疫学調査チームと相談した上で、こうした決定を下したとのことだ。