【独自】文大統領の息子ジュンヨン氏、わずか4行の記入でコロナ支援金1400万ウォン受け取っていた

 ジュンヨン氏はわずか4行の被害事実確認書、補助金志願申請書などにより100点満点中85.33点を獲得した。これは全体で34番目に高い点数だった。全志願対象者のうち支援限度額の1400万ウォンを受け取ったのは36人だけで、ジュンヨン氏はこの36人の1人になっていた。

 昨年12月に文大統領の息子であるジュンヨン氏がこのコロナ支援金の交付を受けた事実が知られると、ジュンヨン氏はフェイスブックに「ソウル市はまともに使える人間を選んだ」とした上で「私の作品は大統領の息子でなかったとしても、以前から認められていた」と主張した。メディアのインタビューでは「良い作品を作れば、それが全て国民の税金に報いる道だ」「支援金を受け取って良いことに使えば良い」と述べていた。

 それでも批判が収まらなかったため、ソウル文化財団は「ムン・ジュンヨン氏が準備していた展示3件がコロナによってキャンセルとなり、その損害額は大きかった」と説明した。しかしジュンヨン氏よりも多い4件以上の展示や公演がキャンセルとなり巨額の被害が出たにもかかわらず、脱落した志願者は31人いたことも分かった。ジュンヨン氏と同じく3件の展示・公演キャンセルで被害が出た志願者34人も全員が不採用だった。

 郭議員は「窮地に追い込まれた零細芸術家たちは被害状況確認書を詳しく書いた後も、どこかに何か抜けたところはないか、間違ったところはないか何度も何度も見直して修正したはずだ。それでも大統領の息子が書いた『4行の要約』を上回ることはできなかった」と指摘した。郭議員はさらに「悔しい思いをして不採用となった志願者たちに『ソウル市はまともな人間を選んだ』と言ってのけたジュンヨン氏の言葉は、まさに嘲弄(ちょうろう)に他ならない」と批判した。

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キム・ヒョンウォン記者
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  • ▲ムン・ジュンヨン氏がソウル文化財団に提出したコロナ被害事実確認書。/郭尚道(クァク・サンド)議員(国民の力)事務所提供
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