韓国の国家清廉度は100点満点のうち61点で、評価対象180カ国・地域のうち33位を記録した。経済協力開発機構(OECD)加盟37カ国・地域の中では23位だった。2017年の51位から毎年6ランクアップしてきた結果だ。
ドイツ・ベルリンに本部を置くトランスペアレンシー・インターナショナル(国際透明性機構、TI)は1月28日(現地時間)、こうした内容を含む「2020年国家別腐敗認識指数(CPI)」を発表した。
同率1位は前年と同じくデンマークとニュージーランド(88点)が占めた。フィンランド、シンガポール、スウェーデン、スイス(85点)は同率3位だった。シンガポールのほかアジア圏では香港(77点、11位)、日本(74点、19位)が引き続き上位にランクインしている。
北欧や西欧、オセアニアの国家・地域の多くが上位に名を連ねた。一方、ソマリア、南スーダン(12点、同率179位)、シリア(14点、178位)などが最下位圏だった。北朝鮮はコンゴ民主共和国、ハイチとともに18点で170位だった。
国家清廉度を推し量る腐敗認識指数は、公共部門の腐敗に対する専門家の認識を100点満点で換算した指標だ。70点台を「社会が全般的に透明な状態」と評価し、50点台は「絶対腐敗から抜け出した程度」と解釈される。