【社説】竹槍歌政権の駐日大使、「天皇陛下」と言いながら「前政権のせい」

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は年頭記者会見で、「2015年の慰安婦合意は政府間の公式合意」と言った。「合意に重大な欠陥が確認された」「新たに交渉をしなければならない」と言っていた4年前の自身の発言を、手のひらを返すようにひっくり返しておきながら何の釈明もしなかった。大統領は会見で、裁判所の慰安婦賠償判決や強制徴用現金化決定にも「当惑している」「望ましくない」と言った。韓日関係を破たんに追い込む裁判所の判決を懸念する声だけ出しているが、「竹槍歌(竹槍を手に日本軍に反乱を起こした東学軍を題材にした歌)」を歌って脅迫した政権がこのように一夜にして急変することがあるのだろうか。

 前政権の慰安婦合意を破棄し、徴用に対する外交的解決を「司法介入」に追いやったのはまさに現政権だ。そうした人々が、韓米日の協力を重視するバイデン政権になり、行き詰まっている南北関係を打開するため日本の協力が切実になると、前政権がしたことを復元しようともがいている。自分たちが犯罪に追いやったまさにその件だ。さらにあきれるのは「強制動員(徴用)であれ、慰安婦問題であれ、前政権の時に始まったこと」「その荷物を私たちが一度に片付けなければならない格好だ」という姜昌一大使の愚痴だ。今や自分がやったことも他人がやったことも区別がつかないようだ。

■韓国人が好きな国1位は米国、日本は?

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