ところが、それからわずか6年後、強硬な親文系支持層が「電話・テキストメッセージ爆弾」を動員して「大統領忠誠誓約書」を要求している。三権分立を損なうという点では、維新政友会を継承した「維新文派会」と言っても良さそうなほどだ。あれほど三権分立の原則を強調していた大統領はもちろん、現在の国会議長・首相・法務部長官も全員沈黙している。当時のセヌリ党議員たちは少なくとも「大統領保衛」を誓うあのような誓約書までは書かなかった。
1973年に発足した第9代国会で、維新政友会の議員は219議席中73議席で約33%だった。 「大統領親衛隊」が国会を掌握すると、行政府も国会を無視し始めた。議員待遇は次官-次官補まで格下げされ、国会答弁を部処(省庁)の局長たちがした(カン・ジュンマン著『韓国現代史散策』)。2021年現在も既に政権のあちこちでは「国会質疑なんて無視すればそれまで」という雰囲気が感じられる。「維新文派会」の毒素が国会の囲いを越えて行政府・司法府にまで広がるのではないか、という懸念の声も聞かれる。青いバラの花言葉はいくつかあるが、その一つは「中毒」だ。
ウォン・ソヌ記者