これについて、鄭慶心被告の裁判をしたソウル中央地裁は「(入試)評価委員がチョ・ミン氏に対する(1次)書類評価をした時、経歴が虚偽であることを知っていれば、書類評価段階で不合格となっていたはずだ。(2次)面接評価でも高得点は取れなかっただろう」「結局、鄭慶心被告が虚偽の経歴証明資料を提出したことにより、チョ・ミン氏がソウル大学医学専門大学院に最終合格したかもしれないという具体的な危険性が発生していた」と述べた。チョ・ミン氏は現在、釜山大学医学専門大学院に在学中だ。
一方、大韓小児青少年科医師会(イム・ヒョンテク会長)は29日、チョ・ミン氏を業務妨害、虚偽公文書行使、偽造私文書行使などでソウル中央地検に告発した。同医師会は「チョ・ミン氏は正直さや誠実さなどの道徳性に深刻な欠陥があるだけでなく、一度も反省しない厚かましさを見せた」「このような資質が不足している者が医師になって人の命を預かるようになれば、とんでもない災難を招くだろう」としている。