また、今回中国が国際標準に登録したキムチは主に四川省で食べられている中国式塩蔵野菜「パオツァイ(泡菜)」で、韓国のキムチとは違う食品だとの指摘もある。韓国の食品専門家は「四川のキムチは韓国のキムチとは異なる中国の伝統的食品なので、まったく別の食品として見るべきだ」「ISOに登録された英文名も「キムチ(kimchi)」ではなく「パオツァイ(paocai)」だ」と言った。
中国では、韓国式キムチも中国式キムチも「パオツァイ」と呼ぶが、国際社会ではキムチとパオツァイを区別しているのだ。大韓民国キムチ協会のイ・ハヨン会長は「CODEXにキムチは唐辛子粉・ニンニク・ショウガ・ネギ・塩辛という5つの成分を混ぜ合わせて作る方式が標準として登録されている。中国のパオツァイは塩だけで漬けたものだ」「韓国のキムチが世界のキムチの標準であることは、既に認証されている」と語った。