フィリピンで2度脱獄した韓国人、また捕まった

サトウキビ畑殺人事件の犯人、現地で逮捕

 パク容疑者は事件発生からおよそ1カ月後、現地で検挙された。パク容疑者は2010年からフィリピンで事業を営み、3人と知り合いになってひんぱんに付き合っていた。現地警察と共助捜査を繰り広げた韓国警察は、被害者らが最後に泊まった建物でパク容疑者の指紋を発見した。警察は、パク容疑者が事件の3日後、フィリピンのあるカジノに被害者らが預けておいた7億ウォン(約6440万円)を取りにいった事実を確認し、有力な容疑者とみて追跡に乗り出した。パク容疑者は2016年11月17日、フィリピンの首都マニラのコンドミニアムで逮捕された。

 パク容疑者が捕まった数日後、韓国警察はパク容疑者の共犯であるキム容疑者を慶尚南道昌原で逮捕した。日雇い労働者のキム容疑者は、平素からの知り合いであるパク容疑者から「カジノ事業に投資した人々が原因でかなりストレスを受けているので、1億ウォン(約920万円)やるから一緒にこの人々を処理しよう」と提案され、犯行に及んだことが分かった。

 2016年に検挙されたパク容疑者は、17年3月に脱走して捕まり、昨年10月に再び脱獄して手配されていた。韓国警察庁は「容疑者の速やかな送還のためフィリピン当局および韓国法務部と協議を進める予定」とコメントした。

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ファン・ジユン記者 , イ・ヨンビン記者
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  • ▲2016年10月、韓国人男性2人と女性1人が頭を撃たれて亡くなっているのが発見されたフィリピンのパンパンガ州バコロール市郊外のサトウキビ畑の様子。現地の警察が立ち入り禁止線を張っている。/写真=聯合ニュース

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