釜山市水営区には有名な海雲台地区と同様に高層マンションが林立している。窓側に他の高層マンションや高層ビルがない場合、住人は外からのぞかれる可能性はないと考え、カーテンを閉めずに自由に生活しているケースが多い。新手の「ドローン犯罪」はそこに狙いをつけた。
ドローンは今や誰でも購入できる製品になった。小型のドローンは3万-4万ウォン、カメラを搭載できるレベルのドローンも10万-20万ウォンで購入できる。国土交通部に届け出があったドローンは昨年8月現在で1万21台に達する。しかし、専門家ではない一般人が主に使用する重さ12キログラム以下のドローンには届け出義務がなく、韓国国内で実際に使われているドローンは数十万台に達する可能性が高い。
警察関係者は「今回犯行に使われた高級ドローンは騒音が少なく、夜間にマンションの窓の外を飛び回っても気づきにくい。これからは高層マンションだからといって、カーテンを閉めなくていいという考えは捨てなければならない時代になった」と話した。
釜山地方検察庁釜山東部支庁は6日、容疑者の男について、性暴力処罰特例法違反(カメラなどを利用した撮影)の疑いで逮捕状を裁判所に請求。7日に逮捕状が交付された。