ソウル市冠岳区警察署の凶悪犯担当刑事たちは最近、ネコ虐待犯の捜査に追われている。今年5月22日早朝4時30分ごろ、冠岳区蘭谷洞のある福祉館で、妊娠中のネコが腹部に大けがを負う事件が発生したためだ。同じ時期に、冠岳区新士洞のある駐車場では、右後ろ足を負傷した子ネコが死んだ状態で発見された。同事件には凶悪犯担当1チームが投入され、2カ月にわたって捜査を行っている。警察関係者は「CCTV(監視カメラ)の分析などを通じて容疑者を特定するために全力を挙げているが、捜査は容易でない」という。
動物保護団体側からは、動物専門の警官を常駐させるべきだといった声も出ている。動物自由連帯のチョ・ヒギョン代表は「動物犯罪の深刻さを考慮すると、米国にあるアニマル・コップ(animal cop)のように専門性を備えた人材が必要だ」と訴える。実際、京畿道は2018年11月、民生司法警察団内に動物虐待犯担当のチームを設置し、動物関連犯罪の取り締まりを強化している。
イ・ヘイン記者