文大統領はこの投稿文で、特に「この猛暑の時期、屋外の(新型コロナウイルス感染の有無を調べる)選別診療所で防護服を脱げない医療従事者たちが倒れたというやるせないニュースが国民の心に響いた」「医療従事者と表現されているが、ほとんどが看護師だったという事実を国民はよく知っている」と強調した。だが、これに対しても「典型的な分断行為で、事実上の防疫の主役を医師ではなく看護師だけと規定したこと自体が間違っている」との批判も相次いだ。
事実、保健福祉部によると、7月9日までの新型コロナウイルス医療従事者計3946人のうち、最も多かったのは医師(1869人)で、次いで看護師・准看護師(1650人)、その他の人材(427人)の順だった。新型コロナウイルスが韓国で最初に広がった大邱・慶尚北道地域に限定すると、看護師・看護助手(1400人)の方が医師(1200人)よりやや多かった。
野党は同日、文大統領の投稿を「分裂の言語」と強く批判した。国民の力=旧・未来統合党=の河泰慶(ハ・テギョン)議員は「新型コロナウイルスの時期に統合ではなく医師と看護師の分断を選んだ文大統領は三流大統領になりたいのか」と述べた。