金会長は安益泰先生が作曲した愛国歌についても、「ブルガリア民謡があるが、(愛国歌の冒頭の)『東海の水が干上がり、白頭山がすり減ってなくなるまで』という歌詞が(ブルガリア民謡を)60%盗用した」と主張。その上で、「(現在の愛国歌は)盗用されたという点だけでも変更すべきだ」と主張した。さらには、「(国歌を)一度も変えていない国がただ一つある。日本だ」とも発言した。国歌を変更したことがある国も変えていない国も多数あるが、事実とは異なる主張を行った形だ。
金会長は朴正熙(パク・チョンヒ)政権下の維新時代、与党・共和党で活動し、全斗煥(チョン・ドゥファン)第5共和国政権の民主正義党で組織局長などの要職を務めた。そうした経歴があるため、野党からは「他人を非難する前に自分の人生から振り返れ」という批判を受けている。それについて、金会長は「若いころに公開採用試験に合格して働いたものだ。たとえ生計のためでも過去に自分が身を置いたことを恥ずかしく思う。その原罪があるため、原則に忠実になろうとしている」と主張した。