具体的には、食味・外観品質・精米特性・耐病虫性という四つの基準を適用して選抜した三光・ウングァン・コプム・ホプム・チルボ・ハイアミ・チンスミ・ヨンホジンミ・ミプム・スグァン・テボ・ヒョンプム・へプム・ヘダムサル・チョンプン・チングァン・ヘドゥル・イェチャンの計18種の最高品質イネを外来品種の代替として農家に普及させ、栽培を広げている。これら最高品質イネの栽培面積の割合は、08年の1.2%から15年には16.9%、17年には17.3%、19年には24.8%と毎年上昇している。
また、最高品質イネの生産・供給拠点団地の造成のため、京畿道(利川)・全羅北道(金堤)などでプレミアム米の生産・流通専門経営組織11カ所を重点育成し、団地ごとの一括栽培・管理で品質向上を図っている。
国立食糧科学院は、優秀な韓国産新品種について現場実証で栽培安定性を確認し、収穫後の消費者の評価を通して地域特化品種として選定・栽培を広げていく事業も進めている。
また地域特化のイネ品種の普及、および外来品種代替のため、今年は三つのモデル事業を25カ所で進め、新品種の利用促進に関する現場実証研究課題を忠清南道(牙山、唐津)、全羅北道(群山、扶安)、釜山広域市、慶尚南道(固城)、慶尚北道(永川)の計7地域・9カ所で進める。
国立食糧科学院の金庠南(キム・サンナム)院長は「外来イネ品種の栽培縮小と国内育成最高品質イネの栽培拡大のため、生産者・地域農協・米穀総合処理場(RPC)と継続的な協力関係を構築し、地域需要に合ったイネ品種の普及に最善を尽くしたい」と語った。