珍島犬親子をもらい受けて2時間後に…/仁川

 韓国で珍重される珍島犬の親子をもらい受けてすぐに殺して食べた男が詐欺の疑いで在宅のまま取り調べを受けている。

 仁川弥鄒忽署は14日、詐欺の疑いでA容疑者(76)を在宅のまま書類送検したことを明らかにした。A容疑者の依頼で珍島犬を殺した業者B容疑者(65)も動物保護法違反の疑いで送検された。

 A容疑者は5月17日、C氏から珍島犬の親子を「大切に育てる」と言ってもらい受け、すぐに食肉処理場を経営するB容疑者に依頼して殺した疑い。元の飼い主C氏は犬が元気でいるかどうか確認した際に事実関係を知り、警察に通報した。警察は防犯カメラなどを分析した結果、A容疑者がB容疑者に依頼し、犬を2匹とも殺した事実を確認した。A容疑者とB容疑者はいずれも容疑を認めている。

 C氏は5月25日、青瓦台の国民請願掲示板に「犬がもらわれていって2時間もたたずに殺された」という投稿を行い、「犬をちゃんと育てる自信があると言って連れていき、ケソジュ(犬肉を煮出したエキス)にして食べた」と容疑者の処罰を求めた。

仁川=シン・ジョンフン記者
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