コナEVのオーナーたちの間では「車両火災は致命的な事故なのに、現代自は車を販売したらしっ放しで、何も対策を講じようとしない」といった不満の声が上がっている。特に2018年にはコナEVを生産する蔚山工場でコナEVによる火災が2度も発生し、労組のニュースレターに掲載されるほどだった。こうしたことが明るみに出たことで、「現代自は事故原因を内部的にすでに把握しておきながらも、実は隠しているのではないか」「車両が危険だということを知っていながらも、発売し続けているのではないか」と疑問視する声が上がっている。
出火の原因が明らかになっていない状態で、同車種の販売は引き続き現在も行われており、火災事故も発生している。事故の原因が車の製造欠陥であれ、バッテリーの欠陥であれ、充電器の問題であれ、あるいはオーナーの過失であれ、明確な理由を明らかにし、消費者の不安を解消しなければならない。事故件数が少ないからといって知らん顔を続けているようでは、韓国国内の電気自動車への不信はもとより、より大きな事故へとつながりかねない。
ピョン・ジヒ産業部記者