韓国から撤退する日産、「アルティマ」「マキシマ」在庫34%値引きで完売

韓国から撤退する日産、「アルティマ」「マキシマ」在庫34%値引きで完売

 今年末の韓国市場からの撤退を控え、「爆弾セール」を実施していた韓国日産は、追加プロモーションを導入したところ、わずか1日で在庫を完売した。

 自動車業界によると、韓国日産は今月1日から中型セダン「アルティマ」と準大型セダン「マキシマ」を約30%割り引くプロモーションを実施。8日にさらに値引き率を最大34%まで引き上げた。現金割引ではなく、日産ファイナンスの割賦ローンを利用しなければならないが、アルティマの場合、1,000万-1,350万ウォン(約90万-121万円)、新型マキシマの場合、1,450万ウォンの値引きを行った。

 それにより、基本モデルである排気量2,500ccでガソリン仕様のアルティマ・スマートは1,910万ウォン(1,000万ウォン引き)、フルオプションのアルティマ・テクは2,250万ウォン(1,250万ウォン引き)、排気量2,000ccのガソリン仕様のターボモデルは2,730万ウォン(1,350万ウォン引き)で販売された。マキシマは3,070万ウォン(1,450万ウォン引き)で販売された。フルオプションのアルティマが現代自動車の新型アバンテ並みの価格で販売されたことになる。こうした追加プロモーションを開始してからわずか1日でアルティマ、マキシマの在庫分は完売した。

 今回のプロモーションの対象となったのは、京畿道の平沢PDIセンター(納車前の事前検査施設)に数カ月以上保管されていた車両で、韓国日産による最後の輸入分とされる。韓国日産関係者は「主要モデルの在庫が何台ほどあるかを正確に把握するのは難しい」と話した。業界によると、モデル別に数百台の在庫があったとされる。

 これに先立ち、日産は5月28日、世界的な事業再編の一環として、韓国市場から撤退すると発表した。進出から16年目での撤退だ。これまで販売した日産車、高級ブランドのインフィニティの顧客に対する品質保証、部品管理などアフターサービスは2028年まで提供される。

ピョン・ジヒ記者

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