仁荷大学医学部オンライン試験で集団カンニング

 しかも不正行為に加担した学生らが、高いセキュリティー機能を有する「テレグラム」を用いたりIPアドレスの追跡を避けたり、疑いを招かないよう一部の問題で意図的に間違った答案を出したりするケースもあったという。医学部在校生らのグループ・チャット・ルームには、自主申告を誘いつつ「反省の態度を示したり協力したりすれば柔軟に処理するつもりだと教授がおっしゃった」「みんな一緒に反省して自白することが、事件をもっと大きくしない唯一の方法だと考える」という趣旨の公知事項もアップされた。

 仁荷大学医学部は1日午後、賞罰委員会を開いて話し合った末、大学本部に対し不正行為を犯した学生の懲戒は特に要請しないこととした。ただし「本人が不正行為を認めて自主申告し、深く反省している点を考慮し、当該学生は全員0点処理を行いたい」とし「担当教授との相談および社会奉仕命令を同時に行う予定」と表明した。また仁荷大学は、6月末に予定されている1学期の期末試験は対面試験で行う方針だ。

仁川=権祥銀(クォン・サンウン)記者
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